作品紹介
だんじり祭の事故で父親を亡くした夢見は、二度と地元の祭に関わりたくないと反発心を持っていた。逃げるように上京し、新聞社に勤めている。ある日、祖父の訃報で久しぶりに帰郷すると、父親が一番愛した地元のだんじりが、祭りに参加することなく消滅することを知る。そのことに強烈に違和感を覚え、「それでええんか!」と叫び、だんじり祭りへの参加に動き出す。夢見を中心に動き出した青年団は、地元の先輩たちや頭の固い長老たちを説得し、ありとあらゆる方法を駆使して人やお金をかきあつめ、なんとか祭りの参加へこじつける。しかし、あろうことか試験曳きの段階で仲間割れを起こし、参加資格を失ってしまう。途方に暮れる夢見たち・・・。愛する夫の死が傷となり、複雑な感情をかくせない夢見の母。はたして、このまま祭りへ参加ができなくなってしまうのか・・・。